アンプ・CD・スピーカー・チューナー・カセット・レコードの症状から出題
考えられる原因:保護回路が働いてスピーカーリレーがONしていない
スピーカーリレーは保護回路が制御しています。出力段の直流漏れや過電流を検知するとリレーをつながず、ランプ点滅などで知らせます。出力トランジスタの故障や、リレー接点の劣化が典型的な原因です。
考えられる原因:ボリューム(可変抵抗)の接点の汚れ・摩耗
いわゆる「ガリ」です。可変抵抗の抵抗体と摺動子の間に汚れや酸化膜ができ、接触が不安定になります。小音量で左右差が出るのも同じ部品の摩耗が原因です。
考えられる原因:光ピックアップのレーザー出力低下やレンズの汚れ
ディスクを読み取れない症状の代表的な原因は光ピックアップです。レーザーダイオードは使用時間とともに出力が下がり、レンズのくもりでも読み取れなくなります。
考えられる原因:トレイ駆動用ゴムベルトの伸び・滑り
モーターは回っているのに動かない場合、動力を伝えるゴムベルトが伸びたり溶けたりして滑っているケースが大半です。
考えられる原因:ウレタンエッジの加水分解(劣化)
ウレタン製のエッジは湿気で加水分解し、十数年で崩れます。コーンを支えられなくなり、ボイスコイルがこすれて異音が出ます。
考えられる原因:電源平滑用の電解コンデンサの容量抜け
電解コンデンサは経年で容量が減り(容量抜け)、電源の脈流(リップル)を平らにできなくなります。ボリュームに関係なく出るハムは、電源部を疑うのが定石です。
考えられる原因:アンテナの受信環境が不足している
FMステレオはモノラルより強い電波を必要とします。まず屋外アンテナやFM端子付きのアンテナ端子に接続し、受信環境を改善するのが先です。
考えられる原因:再生ヘッドの汚れやアジマス(角度)のずれ
磁性粉がヘッドに付着したり、ヘッドの角度(アジマス)がずれたりすると高域から失われます。まずヘッドのクリーニング、改善しなければアジマス調整です。
考えられる原因:ピンチローラーの硬化やキャプスタンベルトの劣化
ワウ・フラッター(回転ムラ)の典型です。テープを一定速度で送るピンチローラーやベルトが劣化すると速度が揺れ、ひどくなるとテープが絡みます。
考えられる原因:はんだ割れ(クラック)などの接触不良
振動で症状が変わるのは物理的な接触不良のサインです。熱を持つ部品や重い部品の足元は、長年の温度変化ではんだにひびが入りやすくなります。
考えられる原因:ツイーターのボイスコイル断線
ツイーターは細い線で巻かれたボイスコイルを持ち、過大入力で焼き切れることがあります。ウーファーは鳴っているので、ケーブルやアンプより先にツイーター自体を疑います。
考えられる原因:電源を入れずに、短絡している箇所(出力段など)を調べる
ヒューズが黒く焼けるのは大電流が流れた証拠で、内部に短絡があります。原因を取り除かずに交換すると再び切れるか、容量を上げれば他の部品や基板まで焼損します。
考えられる原因:ドライブベルトの伸び(または回転数調整のずれ)
ベルトドライブ機ではゴムベルトが伸びると回転が遅くなります。ベルト交換後、ストロボを見ながら回転数を微調整します。
考えられる原因:ボリュームを絞り、安価なスピーカーで異音・異臭がないか確かめる
長期保管品は電解コンデンサの劣化などで、通電直後に異常が出ることがあります。ボリュームを絞り、壊れても惜しくないスピーカーで様子を見るのが安全です。