読み込まない・トレイ不良・音飛びなどの症状から出題
考えられる原因:光ピックアップのレーザー出力の低下やレンズの汚れ
ディスクの信号を読むのは光ピックアップです。レーザーダイオードは使った時間に応じて出力が下がり、レンズがくもっても読めなくなります。トレイが正常に動くので、メカの動きではなく「読む部分」を疑います。
考えられる原因:レーザー出力が下がり始めている初期のサイン
CD-Rは市販のCDより反射率が低いため、レーザーが少し弱っただけで先に読めなくなります。CD-R対応の機種で急に読めなくなったなら、ピックアップ劣化の初期段階と考えられます。
考えられる原因:トレイを動かすゴムベルトの伸び・滑り
モーターが回っているのに動かないなら、動力を伝えるゴムベルトが伸びたり溶けたりして滑っている場合がほとんどです。
考えられる原因:ピックアップを動かす送り機構(スレッド)のグリス固化やギアの劣化
CDは内側から外側に向かって読み進めます。外周に行くほど調子が悪いのは、ピックアップを外へ運ぶ送り機構が、固まったグリスやギアの摩耗でスムーズに動いていないサインです。
考えられる原因:ディスクを押さえるクランパー(チャッキング部)の保持不良
ディスクはターンテーブルとクランパーで挟んで回します。クランパーの磁石やゴムが劣化して押さえが弱くなると、ディスクが滑ったりぶれたりして、読み取りが不安定になります。
考えられる原因:ディスクを回すスピンドルモーターの劣化
読み取りを始めるには、ディスクを一定の速さで回す必要があります。スピンドルモーターのブラシが摩耗すると回転が不安定になり、読み込みが途中で止まってしまいます。
考えられる原因:アナログ出力側(D/A変換以降の回路やミュート回路)の不良
デジタル出力から音が出るので、ディスクの読み取りまでは正常です。問題はその先で、デジタルをアナログに変えるD/A変換や、出力を切り替えるミュート回路・リレー側にあると絞り込めます。
考えられる原因:RCAケーブルを左右入れ替えたり、差し直したりして症状が移るか確かめる
ケーブルや端子の接触不良はよくある原因です。左右のケーブルを入れ替えて症状が反対側に移ればケーブル側、移らなければ本体側とわかります。
考えられる原因:リモコンの電池と発光を確認する(スマホのカメラで先端が光るか見る)
本体のボタンで動くなら、本体の機能は正常です。まずリモコンの電池を替え、スマホのカメラ越しに先端を見ながらボタンを押してみます。赤外線が出ていれば光って見えます。
考えられる原因:そのディスクの傷・汚れ・反り
ほかのディスクが正常なら、本体ではなくディスクに原因があります。記録面の傷や指紋、盤の反りが典型です。
考えられる原因:SACD層を読む側のレーザー(赤色)の劣化
SACDプレーヤーのピックアップは、CD用(赤外)とSACD用(赤色)の2種類のレーザーを持っています。片方だけ読めないなら、そのレーザー側の劣化が疑われます。
考えられる原因:蛍光表示管(FL管)の経年劣化
古いCDプレーヤーの表示は、多くが蛍光表示管です。長い年月の使用で発光が弱くなり、よく点灯する部分から暗くなっていきます。
考えられる原因:メカを浮かせて振動を吸収するゴム(ダンパー)の劣化
多くの機種では、振動を逃がすためにメカ部をゴムのダンパーで浮かせて支えています。このゴムが硬くなると振動がそのまま伝わり、音飛びしやすくなります。
考えられる原因:力を入れずに軽く触れる程度にし、レンズを押し込んだり傾けたりしない
レンズは細いワイヤーやバネで浮いていて、ピントを合わせるために動く仕組みです。強く押すと支えが変形し、かえって読めなくなります。